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Supreme元ディレクター創設のOAMCとは?ジルサンダーとの関係は?

こんにちは。よこすと申します。

今日はストリートさを残しつつ、モードさも兼ね備えたような、

他とは一線を画すブランド、OAMC(オーエーエムシー)について紹介していくことにします。

目次

この記事を読むべき人

・着ている人が少ないブランドを知りたい人

・新しいストリートブランドを知りたい人

・OAMCについて知りたい人

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OAMCというブランドは誰が作った?

OAMCとは2014年に、Luke Meier(ルーク ・ メイヤー)

Arnaud Faeh(アルノー・ファー)と共にスタートしたブランドです。

ルークは2014年まで8年間、Supremeのヘッドデザイナーを務めており、

共同創設者のアルノーは、Carhartt WIPのクリエイティブディレクターを務めていた人物でした。

違う経験をしてきた二人によるブランドだったことを知らない人も多いのではないでしょうか。

左がアルノー、右がルーク
出典:OAMC, entre streetwear et minimalisme

ルークとルーシー夫妻?奥さんもすごいの?(ちょっと脱線)

2021年現在、ルークは妻のLucie Meier(ルーシー・メイヤー) と共に、

あのJIL SANDER(ジルサンダー)のクリエイティブ・ディレクターを務めています(2017年4月就任)

ルークはデザイナーとして確固たる地位をすでに築いていましたが、奥さんのルーシーも負けず劣らずの経歴を持っています。

ルーシーはあの世界的ブランド、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のデザインチームに5年間在籍していたこともあります。

当時のルイヴィトンのアーティスティックディレクターはあの Marc Jacobs(マークジェイコブス)です。

マークは1997年から2014年までヴィトンに在籍していましたが、実はヴィトンの歴史を変えたといっても過言ではない人物なのです。

それまでのヴィトンは「鞄のブランド」のイメージが強かったですが、プレタポルテ(高級既製服)ラインに力を入れるために、

当時新進気鋭のブランド、MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)を率いていた、マークを起用しました。

もっと詳しいことは今度また記事にしましょうかね!

ちなみに現在のメンズライン アーティスティックディレクターは、

OFF-WHITE(オフホワイト)の創設者であるVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)が務めています。

ルイヴィトンは今もなお世界的なブランドとして君臨していますが、

マークが歴史を作らなければ、ここまでの人気はなかったかもしれませんね。

話は戻りまして、

ルーシーはそんな環境で活躍した後、

Nicolas Ghesquiere(ニコラ・ジェスキエール)率いるBalenciaga(バレンシアガ)のチームに在籍します。

ちなみにニコラも2013年から2021年現在まで、

ルイヴィトン ウィメンズラインの アーティスティックディレクターを務めています。ヴィトンの凄さを改めて思い知らされますね。

二コラのいた頃のバレンシアガはニコラ期なんて呼ばれた方もしており、コアなファンにはいまだに人気があります。

ルーシーはその後、ファッション界の重鎮である Raf Simons(ラフシモンズ)に見出され、

Christian Dior(クリスチャン・ディオール) ウィメンズラインのデザイナーとして就任するのでした。

ほんとに脱線しすぎで申し訳ないんですけど、

こういった歴史の話をするときって相関図めちゃくちゃ欲しいですよね。

いろんな重要人物が登場するので、話が脱線しがちです。それぞれの人物で記事何個も書けちゃうくらいです。

でも軽くでも触れないと、ルークの奥さんであるルーシーの凄さが伝わらないなと思ったので今回は触れてみました。

ということで話はOAMCのデザイナー、ルークに戻ります。

ルーク・メイヤーとは?

ルークは、イギリス人の母とスイス人の父を持つカナダ国籍のデザイナーです。

シュプリームのデザイナー退任後、OAMCを設立。

その後、ジルサンダーのデザイナーに就任と、

輝かしい道のりを歩んできた彼ですが、元々デザインを専攻していたわけではありません。

実はルーク、オックスフォード大学で金融を学んでいました。なかなかのエリートなのです。

まず、子供の頃から常にデザインに興味があったんだ。カナダの西海岸で育ったんだけれど、そこにはすごく良いスケートボートやパンクロック、ヒップホップのカルチャーがあって。ニューヨークやロサンゼルスのシーンと繋がっていて、すごくクールなDJやグラフィティライターがいたり。そういうものに囲まれて育ったから、昔から何がクールなのか、どうしてクールなのか、自然とわかっていたんだ。

https://fashionpost.jp/portraits/137089

このように学問としてはビジネスを学んでいたものの、

子供のころから様々なものに触れてデザインやカルチャーをインプットしていたんですね。

しかしながら普通に働くことに活路を見出せず、

ダウンタウンでスケートボードをしていたところ、

Supremeの創設者である James Jebbia (ジェームス・ジェビア)と知り合い、彼のもとで働くことになります。

1つ疑問が浮かびませんか?金融を学んできた彼がデザイナーになることなど可能だったのでしょうか?

実はビザの関係で、デザイナーとして働く資格すら彼にはなかったのですが、

彼はデザイナーとして働くために、Supremeで働きつつ、

FIT (Fashion Institute of Technology:ニューヨーク州立ファッション工科大学) でファッションの勉強をしていたのでした。

そんな彼ですが、FashionPostのインタビューで面白い事を語っています。

—今は世界的にどこも同じになってきているように僕は思います。東京のスタイルも、パリのスタイルも、LAのスタイルも、全て似てきているというか。

https://fashionpost.jp/portraits/137089

同じく元Supremeのデザイナーで、

現在はAwake NYのデザイナーであるAngelo Baque(アンジェロ・バク)も同じようなことを言っていましたね。

どんなことを言っていたのか気になる方は是非こちらの記事も読んでみてくださいね。

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OAMCって何の略?

OAMCって何の略なんだろう。。

もしかしたらそう思った方もいるかもしれません。OAMCって単語を聞いたことはありませんからね。

元々OAMCは、OVER ALL MASTER CLOTH(オーバーオールマスタークロス)の略でした。

Over All Master Cloth a.k.a. OAMC, which he describes as a “new luxury for men.”

HOW LUKE MEIER WENT FROM SUPREME TO JIL SANDER
https://www.crfashionbook.com/mens/a9277638/luke-meier-supreme-jil-sander/

ルーク曰く、これは “new luxury for men.”(男性のための新しい贅沢) を意味しており、

その時々のストリートで起こっていることを、ヨーロッパの高品質の生地で表現するということみたいです。

しかしながら、近年ではシーズンごとに“OAMC”に新たな意味を込めるようになりました。

例えば今季の2021awは “One Approach, Myriad Collages” がコンセプトみたいですね。

直訳すると、「1つのアプローチ、無数のコラージュ」です。

どのような意味が込められているのかは、21awコレクションの作品から感じ取るしかないのかもしれません。

ちなみに2021ssは“Open About Momentous Change”、2020awは “Other Answers May Come” でした。

ちょっと気になった方は翻訳ソフトで考察してみたり、当時のコレクションを覗いてみたりしてくださいね。

それ以前のシーズンもそれぞれ略すとOAMCになるようにコンセプト設計がなされてます。

なかなか他のブランドでは見ない感じで面白いですよね。

そんな感じで“OAMC”には意味がないようで、毎シーズン意味が込められているよっていうお話でした。

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OAMCってストリートブランドなの?

Supreme出身のデザイナーってことはスケートブランドなの?

と思う人がいるかもしれませんが、実際はそういうわけでもないです。

彼の作品の根本には幼いころからインプットしていたストリートカルチャーがあるのかもしれませんが。。

ルークは2018年のインタビューで、OAMCを作った理由について聞かれこのように答えています。

デザイナーとして働けば働くほど、プロダクト自体への興味が強くなって。更に上のクオリティのものづくりをするには、ヨーロッパ、もしくは日本でやるしかないと感じたんだ。それに、ヨーロッパのハイブランドは、クオリティの高いものはつくれても、Supreme で僕達がやっていたような視点は持っていないように感じて 。僕ならそのどちらも実現できるはずだと思ったんだ。

https://fashionpost.jp/portraits/137089

つまりブランド創設当初は、シュプリームで育てた感性を生かしつつ、

よりハイブランドに近いクオリティの高い作品を生み出そうとしていたんですね。

2018ssの展示会でのインタビューではこのようにも述べています。

カスタムはブランドのひとつのキーワードです。ホームメイド的なカスタマイズやアレンジを通してコレクションにメッセージ性を込め、ブランドの世界観を出しています。

https://www.houyhnhnm.jp/feature/103588/

実際にハイブランドでも用いられるレベルの上質な素材に、あえて手を加える。しかも大胆に。でも繊細に。

その辺りに、プロダクトにこだわるルークらしさが表れているのかもしれませんね。

さらにルークは続けて、ファッションに興味を持った理由についてこう語っています。

10代の頃、スケートボードを始めて、ファッションにもカルチャーがあると感じたのがきっかけです。適当に着ていても単純にカッコいい。そういうこともあるんだと知ったんです。〈シュプリーム〉のヘッドデザイナーになる前、僕はイタリアのテーラーで働いていたこともあるんですが、テーラーにはテーラーの良さがあるし、ストリートとはファッションへのアプローチは違うけれど、ジャンルは関係ないですね。とにかくカッコいいと思うことを表現できればいいんだと実感しました。それは〈シュプリーム〉をはじめとするファッションの現場で学んだことのひとつです。

https://www.houyhnhnm.jp/feature/103588/

OAMCがストリートブランドなのかどうか。そもそもそんな考え自体 、“愚問”だったわけです。

フォーマルかつモードなスタイルに、ルーク独自のストリートスタイルを融合させたモノ。

もはや、OAMCは新たなジャンルであるとまで言いきってしまっても良いのかもしれません。

実際にその才能を買われ、世界のジルサンダーのディレクターにまで上り詰めているわけですから、

ルーク、および彼のブランドのOAMCはまさしく “本物” であったと言えるでしょうね。

OAMCはどこで買える?

んーまだまだ書き足りない。そんな気もしますが、あまり長すぎてもアレなんでね。。w

また別のブランドの記事の際に登場することがあるかもしれませんね。

さてそんなOAMCはどこで購入することができるのでしょうか?実は結構取扱店多いんですよ。

SSENSE

まずはお馴染みSSENSEですね。最強です。

https://www.ssense.com/ja-jp/men/designers/oamc

何より表示価格に関税が含まれていることが素晴らしいですね。

合計金額35000円以上だと送料も無料になりますのでオススメでございます。

あとは取り扱いブランドも多いのでぜひ見てみてくださいね。

DOVER STREET MARKET GINZA

こちらも皆さんお馴染みかもしれません。通称“ドーバー”です。銀座にあります。

https://ginza.doverstreetmarket.com/

銀座に訪れる機会があったら一度は訪れてみてほしいスポットですね。

なにより取り扱うブランドの豊富さに、圧巻の一言です。

オンラインもありますが、店舗の方が種類があると思います。多分。

RON HERMAN

僕、結構行きますここ。

日本のロンハーマンは千駄ヶ谷が旗艦店となっております。

https://ronherman.jp/item

そして日本の各地に店舗がありますが、実は店舗ごとに取り扱いブランドが多少変わります。

店舗ごとの色みたいなものがあるみたいですね。

OAMCですが、千駄ヶ谷/二子玉川/有楽町/六本木/大阪/名古屋 で取り扱っています。

UNION TOKYO

ここも好きです。UNION TOKYO

https://www.uniontokyo.jp/

UNIONとSupremeクルーの繋がりは・・・AWAKEの記事で少し述べましたね。

是非そちらもご覧になっていただけると幸いです。(泣いて喜びます)

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この記事のUNION TOKYOの紹介のところです。是非。

UNION LAの公式サイトにいい写真があったので引用しておきます。

UNION LAオーナーのChris Gibbs(クリス・ギブス)との一枚です。

左からルーク、クリス、クリスの妻 ベス
2018年 JIL SANDERのコレクションでの一枚だと思われる。(多分)
出典:UNION LA

この二人もNY時代からの長年の盟友であり、仲間でした。

このころのクルーがみんなそれぞれの道で活躍しているわけなのですが、なんかすごいですよね。

ニューヨークから生まれたセレクトショップUNIONから始まった歴史が、全世界に認められているわけです。

ファッションって面白い。

このUNION TOKYOも千駄ヶ谷にあるのでぜひ行ってみてね。

立地は、先述のロンハーマンと目の鼻の先って感じです。

その他正規取扱店

OAMCに関しては取扱店が豊富です。

https://www.oamc.com/en/JP/stockists

全部は書ききれないので、店舗リストのURLを記載しておきますね。是非お近くの店舗がないか確認してみてください。

もしなかったらSSENSEとかブランド古着屋とか覗いてみましょう!オンラインでね!

まとめ

Supremeって昔からパロディだったり、アーティスティックな作品だったり様々なものを世に放ってますよね。

中には結構キワキワな作品もあったりします。最近のコレクションではなかなかない気もしますけど。

これの元ネタはこれか~とかやってる時間、嫌いじゃないですw

「流行のSupreme皆着てるな~」とか思う方がもしいればOAMCに手を出してみてください。

Supremeと比べてしまうと少し値は張りますが、そのクオリティにきっと満足するはずです。

少しでもOAMCの魅力をこの記事によって伝えられたなら、とても嬉しいです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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